ホノルルマラソンは、1973年に第1回大会が開催され、2017年で第45回大会の開催が継続しています。
第1回の参加者は、参加総数167名でのスタートで、日本人の参加は0名と、現在とはまるで状況が違います。
ホノルルマラソンには、多くの国の外国人が参加する市民マラソンの一つで、日本人の参加数は大きな影響を与えています。
直近の2017年の第45回大会では、26371名がフルマラソンに、4864名が10キロのラン&ウォークにエントリーして、それぞれに外国人である日本人が11727名と2418名がエントリーしています。
初回大会から、総参加数も150倍以上に増加したマンモス大会ですが、外国人の中でも日本人の参加人数は、総参加数の約4割以上を占めています。
ホノルルマラソンの外国人の大半は、日本人?
ホノルルマラソンの外国人の大半は、日本人が構成しているといっても過言ではありません。
ホノルルマラソン開催前後にホノルルを訪れると、街には日本人が溢れ、建物や通りはアメリカを感じるのですが、周囲にいる人間からは異国の感じがしません。
2017年のホノルルマラソンの参加者が前述のような人数であることを考えれば、日本人が如何にホノルルに魅了され、惹きつけられているかがわかり、他の外国人よりも参加が突出しているのがわかります。
ホノルルマラソンの参加者の総数は、初回大会から右肩上がりに増加し、30000人前後で推移していますが、2000年代の初頭には参加人数が落ち込んでいた時期もあり、特にニューヨークで起きたテロの後には、急激な参加減少がありました。
ホノルルマラソンへの日本人参加のピークは?
ホノルルマラソンへの日本人参加のピークは、23回大会の時で、総参加人数34434名のうち、21717名を外国人である日本人が占めています。
ホノルルマラソンへの日本人の参加人数の増加には、テレビでの特番が大会後の正月時期に放送されていて、これに有名芸能人が参加していることも大きく影響しています。
第15回大会くらいまでは、日本人の参加者は5000名程度で、その頃には、ドリフターズのメンバーや郷ひろみさん、間寛平さんの走る姿が特番に映されていて、ハワイの観光名所の紹介とともに放送されていて、ハワイへの憧れを抱かせる内容となっていました。
外国人の参加者の中でも、20000人を超える日本人が参加していた22回大会前後には、日本がバブルに湧いていた時期でもあります。
ホノルルマラソンの外国人参加者の中でも、日本人が占める割合が高く、その傾向は今後も大きく変わりそうにはありません。
ホノルルマラソンの規模を大きくしているのは?
ホノルルマラソンは、もともと現地のアスリートが有志ではじめた大会といわれていて、初回の参加人数も200人に満たない人数からはじまっています。
ホノルルの12月の気候や周囲の景色の良さなどの魅力に加え、現地の人々のホスピタリティあふれるアロハスピリッツの存在が、外国人参加者の増加につながったと考えられます。
外国人の中でも、特に日本人には、日系2世の存在からか、ハワイでは日本語が多少なりとも通じるというロケーションも重なり、年々参加者が増えています。
特にバブルの頃には、日本から20000人を超える参加者を記録し、直近の2017年には、ピーク時の約半数とはいえ、10000人を超える人数が参加しています。
国内では感じることができないハワイの魅力を、ホノルルマラソンを走って体感することをおすすめします。