ホノルルマラソンは、1973年に第一回大会が参加総数167名で開催され、日本人が初めて参加したのは第4回大会です。
それ以降の大会で、日本人参加者の人数と割合は、右肩上がりに増加しています。
第22回と第23回の大会では、日本人参加者の人数は2万人を超えており、私もその中のひとりの参加者でした。
ホノルルマラソンの日本人参加者の割合は、参加総数約3万人のうち、最多参加者を記録した22回や23回大会では、約3分の2が日本人ということです。
そのほかの大会においても、日本人の参加者の割合がかなり高いといえます。
ホノルルマラソンに参加する日本人参加者数の推移
ホノルルマラソンに参加する日本人の参加者数の推移は、1976年に開催された第4回大会の初めての日本人参加者1名を記録し、翌年には120名が参加しています。
その後の大会にも、会を重ねるごとに日本人参加者の数は増加傾向が続き、それにより全参加者に占める日本人の割合も高くなっています。
1982年の第10回大会では日本人参加者は1500名、1991年の第19回大会では日本人参加者は10000人を超えます。
これまでの45回の大会において、最高の参加人数を記録している1995年の第23回大会では、総参加人数34434名のうち日本人参加者は18285名です。
この前後の大会においては、約3万人前後の参加人数のうち、約3分の2が日本人参加者の割合となっています。
ホノルルマラソンの参加人数を増加させているのは、日本人参加者の総数といえます。
ホノルルマラソンに日本人参加者が多いのはなぜ?
ホノルルマラソンに日本人参加者が多いのは、ホノルルマラソンには日本国内で開催されるマラソン大会にはない魅力を感じるためと思われます。
私もホノルルマラソンに惹かれ、それまで長距離走の経験もほとんどない状態から約10ヶ月の練習で大会へ参加しました。
ホノルルマラソンを知るきっかけとなったのは、毎年正月明けにテレビで放送される特番でした。
ホノルルには、アロハスピリッツと呼ばれる日本でいわれる「おもてなし」に通じる人情味を感じることができ、南国特有の気候も魅力です。
マラソンを走った翌日の体には、日本国内の同時期の冬の気温とは違い、ホノルルの20度を超える気温は身体には心地よいものです。
ホノルルマラソンに参加することは、海外旅行の要素も含んでいることも、日本人参加者にとっては大きな魅力でもあります。
ホノルルマラソンには、日本人参加者が影響を与える?
ホノルルマラソンは、毎週地元カピオラニパークで健康増進のために行われていたジョギング教室から始まったとされていて、初回は160名程度の地元の参加者のみで開催されています。
日本人参加者がホノルルマラソンに出現したのは、第4回大会からで、それ以降日本人参加者の割合は右肩上がりに増加します。
ホノルルマラソンの最高参加人数を記録した1995年大会では、総参加人数34434名のうち日本人参加者は18285名という人数と割合を記録しています。
日本人の常夏のリゾートであるホノルルへの憧れが、ホノルルマラソンへの日本人参加者の割合の高さにも現れています。