ホノルルマラソンのコースには、最大の難所とされるダイヤモンドヘッドの存在と正午前後の気温の高さがランナーにとっては、きついものです。
マラソンコースとしては、高低差35メートルの坂道が、往路と復路で二回走るコース設定となっており、直線コースとなるハイウェイの距離も長く、ランナーにとっての心理的な負担も大きいコースです。
ホノルルマラソンのコース自体は、決して初心者向きのものとは言えないと個人的には思っていますが、その反面、ゴールまでの時間制限がないことが、最も初心者には向いているレースです。
マラソンの完走のために、それなりの期間を練習して参加する初心者にとっては、きついコースを多少きつくない状態での完走が可能です。
ホノルルマラソンでのダイヤモンドヘッドの存在は?
ホノルルマラソンでのダイヤモンドヘッドの存在は、コースの11キロから14キロに35メートルの高低差の坂としてランナーの負荷として存在します。
折り返して、ゴールを直前にした地点でも同様にこの坂の上り下りが、疲労の蓄積したランナーの最終の難所ともなります。
実際に、ホノルルマラソンを走ってみて、朝日が昇る頃にダイヤモンドヘッドを通過したのですが、なだらかに続く坂は、往路よりもゴール直前には、非常にきついものでした。
ワイキキビーチから見るダイヤモンドヘッドは、ハワイのオワフ島のイメージそのものですが、そこを走るには、かなりの体力と筋力を必要とします。
しかも、初心者の多くがゴールする7時間前後の完走タイムの場合には、ダイヤモンドヘッドを通過するのは、ちょうど正午ごろで、気温はおおよそ25度を超えています。
この気温の高さも、コースの高低差に加えて、ホノルルマラソンがきついと感じる要素かもしれません。
ホノルルマラソンのコースでのきつい場所には?
ホノルルマラソンのコースでのきつい場所には、前述のように、高低差35メートルを生み出しているダイヤモンドヘッドは、いうまでもありませんが、個人的には、もう一箇所あります。
ホノルルマラソンのコースは、ダイヤモンドヘッド以外は、意外に平坦に感じるコースですが、長い区間直線が続くハイウェイの往路と復路は、走っても走っても、進んでいる感覚にならないため、精神的な疲労が蓄積しやすい印象が残っています。
コーナーの多いマラソンコースには、走るテクニックが求められますが、ホノルルマラソンでは、その逆のコース設定になっており、ダイヤモンドヘッドの高低差での肉体的負荷と直線コースの連続での精神的負荷をかけたきついコースです。
マラソンを走ること自体に、楽なレースは存在しませんが、ホノルルマラソンのコースも初心者のためとは思えませんが、完走時間の制限がないことが最も初心者向きなのです。
ホノルルマラソンで記録を狙うことは?
ホノルルマラソンで記録を狙うことは、ほかのマラソン大会より条件が良いとは言い難い、きついコースです。
ホノルルマラソンでの気温の高さ、コースに存在する35メートルの高低差、直線区間の長さと、さまざまにランナーが記録を狙うには障害の多いコースです。
唯一、完走するための時間制限が設けられていないことと、沿道の地元の人たちの環境やオフィシャルやボランティアの存在が、初心者でも完走率9割を超える数字となっています。